毎年、各分野の専門家をお招きして開催している
自然栽培の会特別講座ですが、
今年は野草研究家の山下智道さんをお招きして講演をしていただきました。
山下さんはハーブ王子とも呼ばれ、日本各地はもとより、
海外でも精力的に活動をされており、現地の野草の研究や、
各地でのワークショップ等を行っておられます。
今回は開催決定から当日まで2週間程度しかなかったのですが、
40名を超える皆様にお集まりいただき、山下さんの人気を目の当たりにしたと同時に、
今、非常に興味を持たれている方が多い分野なのだろうなとも感じました。
今回の講座は、山下さんの著書にもあるように
「野草がハーブやスパイスに変わるとき」ということをテーマに
身近な野草が私たちの暮らしの中でどのように役立つのか、
そのような効能があるのかなどを中心にお話しいただきました。
講演前には誠農社の敷地にある植物を集めて、
その植物についてもその場でいろいろなことを教えてくださいました。
特に印象に残ったのは、
今、日本も天災による被害が各地で起きていますが、
そのような時も、身近な野草のことを知っておくと、いざという時に
その野草を食べたり、体の不調に対して使用出来たりすることもあります。
実際に被災地で様々な野草が役立ったという話を聞くこともあります。
そのような「備え」としても役立つということを伝えるための講演活動でもあります。
と、お話されていたことです。
私たち人間も自然界の一部であり、たくさんの命によって自分たちの命を
繋ぐことが出来ています。その命とは、動物から頂く命だけではなく、
身近にある野草という命にも助けてもらい、生かしてもらっているのですね。
そんなことを感じた瞬間でもありました。
↑写真に写ってもOKな皆さんと記念写真
素晴らしい講演をありがとうございました。
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