奇跡の白いちじく

通称、白無花果のバナーネ種

お盆が近づいてくると、毎日のように無花果の初収穫日について話します。今年は、お盆前かな、お盆過ぎるかな、と。それくらい、無花果の実りを楽しみにしている私たちです。
誠農社の畑で育てている無花果は、通称白いちじくと呼ばれるもので、熟しても黄緑色の皮がほんのり赤くなる程度。数百あるとも言われる品種の中でも糖度の高いフランス原産のバナーネ種を選び、育てています。
誠農社のある加須市はお米と並んで無花果が特産品でもあり、通称赤いちじくを栽培している農家さんが多いこと、また、バナーネ種が美味しいということを、この白いちじくの栽培を薦めてくださった農家の方から聞いており、差別化を図る意味からもこの品種を選びましたが、なかなかどうして!こんなにも栽培が大変だとは思いませんでした。

白いちじくが実るまでのこと

2020.09

一度はあきらめかけた無花果栽培

誠農社は農薬不使用の作物づくりにこだわっており(耕作放棄地を預かっている場所は一部慣行栽培をしています)、農薬、化学肥料を使用しません。
代わりに漢方を虫除けや作物の持つ生命力の助けとして散布しているので、漢方栽培とも呼ばれます。
それでも、この白いちじくの甘さにたくさんのコバエや蟻、小動物が近寄ってきたり、カミキリムシが木を削って中に卵を産み付けたりし、泣く泣く木を切り倒すことも…。
更には、日本の梅雨時の湿気が災いし、木で実りながらカビが生えたり、腐ってしまったりし、収穫のほとんどを廃棄処分にすることもありました。
頑張って栽培しても、こんな状態が続くならば、もう無花果栽培はやめた方が良いのではないかとの話し合いになったこともあります。

大変だったのは無花果の木も同じ

しかし今年、大きな変化が現れました。長梅雨の影響を心配していたのですが、無花果の収穫を始めるとほとんど廃棄する無花果が無いのです。どれも立派に実り、傷んだり、大量にカビが発生したり、はたまた無花果の周りにいた虫たちもほとんどいないのです。
お陰様で、とっても甘くてしっかりと実った無花果をお客様にご提供させて頂くことが出来ています。
きっと、約8年の歳月をかけて無花果の木がこの土地になじんできたのでしょう。

栽培する私たちも大変でしたが、大変だったのは無花果の木も同じだったんだと気付かされた瞬間でした。
人間が環境に慣れるまでに時間がかかることがあるように、無花果もこの環境に慣れるまでに毎年毎年、人知れず頑張ってくれていたのだと思うと、涙が出るくらいにとても愛おしく思います。
また、農薬や殺虫剤を使用しなくても、作物の持つ力で立派に外敵に打ち勝てることを改めて実感し、近寄ってこなくなった虫たちは、また別の場所で生きているのでしょう。

作物が人間の心身を成長させる

農業に携わり始めた頃は、人間が作物の面倒を見て成長させているような感覚が強かったように思いますが、実は、作物が私たち人間の心身を養い、成長させてくれていることに遅ればせながら気が付いた今日この頃。

そんな想いを胸に、素晴らしい自然の恵を、感謝の気持ちと共に皆様にお届けしたいと思っております。

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長寿無花果じゃむ 140g:誠農社のいちじく農園で栽培された糖度の高い新鮮ないちじくを使用しているので、自然の甘さを味わうことができます。パンやクラッカーにのせて、ヨーグルトやチーズケーキのソースとして、また、紅茶に入れてコンフィチュールティーとして。様々な用途でお楽しみいただけます。

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