日頃より皆様には、誠農社の活動にご賛同頂きまして誠にありがとうございます。
今年も農業活動を通じて皆様とお会いすることができましたこと、
また、皆さんと一緒になって地域創生に携われていることを改めて感じ、
大変うれしく思っております。この場を借りて感謝申し上げます。
いつもありがとうございます。
さて、今年のお米の収穫量は、想像を超える厳しい現実に直面致しました。
昨年の猛暑を乗り越えた今年は、昨年よりも一層の注意を払い、
水の管理、漢方肥料の量の調節、散布する時期などを考えて農作業を行っておりましたが、
弊社のファーマーチームがガックリ肩を落とし、頭を抱えるほどしか収穫できませんでした。
理由と致しましては、7月下旬頃の猛暑とカメムシの大量発生が
大きく影響しているのではないかと考えられます。
夕方になると誠農社の庭にも大量のカメムシが飛んでおり、
このようなことは今まではなかった光景です。
気温の上昇については、私たちだけの努力では
なかなかすぐに改善できない規模のことであると思いますが、
カメムシについては耕作放棄地や荒れ地で越冬するとも言われておりますので、
少しでも耕作放棄地を増やさない努力をすることや、
現在、耕作放棄地となったままの田んぼも定期的に草刈りをするなど、
管理だけでも誠農社が請け負えるようになることが必要なのではないかと思う次第です。
そのようなことからも、皆様にご提供させて頂けるお米は間もなく底を尽きると思われます。
お米の値段は、企業努力として昨年と同様の金額でご提供させて頂いておりますが、
物価高騰の直撃を受けていることは事実ですので、
来年は料金改定の予定となっておりますことをご理解、ご了承頂きたくお願いいたします。
今年は「令和の米騒動」と言われる事態も起き、
いざという時の米不足を実感された方もいらっしゃるかと思いますが、
「日本の田んぼ」を、「日本のお米」を守る為には、
皆さんが日本のお米をたくさん食べてくださることが一番の解決策です。
これからも日本のお米をたくさん食べて頂けますよう、米農家として心よりお願い致します。
生きた大地に命を植えよう。加須市の農家㈱誠農社
代表取締役 藤田 誠二、スタッフ一同
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