7月4日は冬越し黒田五寸人参の種蒔きを行います。
最近では暖冬の影響で二次生長を頻繁に起こし裂根が出るため7月下旬以降に種蒔きする農家さんが多い中、昔ながらの蒔き時で行います。これも生育の遅い固定種人参と無施肥という条件が揃って可能になることです。
セリ科の人参は好光性種子と言って、種に光が当たらないと発芽しない性質を持っています。これは他の植物と共生することが苦手な人参ならではの性質で、人参の種の周りに他の植物が繁茂していて土に光が当たっていないときは発芽せず、何かしらの理由で他の植物がその場からいなくなり土に光が十分に当たると発芽をして、他の植物となるべく共生せずに生き抜く術を人参は身に着けているのです。
しかしこの性質が少々厄介で、当然のことながら種を深く蒔くことが出来ません。だからこそ土に水分の十分ある梅雨の中休みに種を蒔くのです。
種を浅く蒔くということは土が乾けば発芽せず、強い雨が降れば種が流されてしまうことになる訳ですから、7月上旬の梅雨の中休みに種を蒔けば土には充分な水分があり、また梅雨の後半や梅雨明け後のような強い雨も降らないので、種を浅く蒔いても比較的安全に発芽させることが出来るのです。
昔の農作業は実に理に適っていたのです。近代農業では効率化を優先するあまり結果として効率的な作用が全くと言って出来ていません。
自然との調和の中、作業を進めることの大切さを今一度考えながら当日作業を行えたらと思います。
それと枝豆「早生大豊緑」の収穫も当日行えるかもしれません。とにかく美味しい枝豆です。早く食べたい!
少しずつですが作物の収穫が始まります。手間がたくさんかかったぶん収穫の喜びも大きくなります。その感動を一人でも多くの方と分かち合えたらと思います。
関野農園 関野幸生
概要
7月4日(土)9:00 ~ 12:00頃
7月18日(土)9:00 ~ 12:00頃
場所:エシカル油井ケ島 自然栽培畑
当日は農作業を行いやすい格好でお願いします。
軍手、作業用の靴などを準備下さい。
靴は畑がぬかっている時以外は足袋が一番良いです。
天候不良の場合には内容が変更になる場合がございます。
前回の授業風景

とても使いやすい草取りの道具を教わりました。この時期にやってしまうのがポイントです。

強くなってきたのでフードを外しています。

皆で自然栽培野菜と、漢方農法かまどご飯を頂きました。
撮影:長谷田一平
タグ :漢方農法 自然栽培の会

